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[SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO, SONY α7RIV]

わずか1諭吉未満で始められるお金のかからない素敵な趣味💕

そう思ってカリンバを始めて1ヶ月。
気が付いたらこんなに増殖しています。さながらカリンバ牧場ですね。

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[SIGMA 65mm F2 DG DN, SONY α7RIV]

結果的にかなりの出費になってしまいました。
すべてアマゾンドイツでの購入です。とりあえず気になるものは全て購入したのでもう増えないと思います💦

まだ初めて1ヶ月なので技術的なことはあまり分かりませんし、ましてや演奏動画のアップなんて全然無理です。今のところあまり負担にならないように毎日30分から長くても1時間くらいの練習に留めています。まあ1ヶ月に1曲くらい覚えればいいと思っています。それでも1年続けば12曲ですからね。十分すぎます。

せっかくですので感想などをまとめておきます。まずは17音カリンバ3つについて。

Moozica K17BP-EQ

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[SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO, SONY α7RIV]

一番最初に買った記念すべきカリンバ。



0.45諭吉ほどで売られています(アマゾンドイツはもっと高かったです)。ケース、調律ハンマー、音階シールなど付属品も豊富です。これはピックアップ付きですが、なしでよければ



同等と思われる製品が0.3諭吉で売られています。ピックアップ付きは自立しないので、お部屋に飾るのにはこちらの方が相応しいのかもしれません。

標準的なサイズだと思いますが、最初に見た時は想像の2倍くらいな感じでびっくりしました。実測328グラムで軽くも重くもないちょうどいい感じです。最初だったので音階や識別シール貼りまくりです。見にくいですが数字の音階が彫り込まれているので慣れればシールなしでもいけると思います。

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[SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO, SONY α7RIV]

木材はマホガニーです。ダークブルーの鏡面仕上げが美しいです。温かみのあるしっとりとしたサウンドで価格の割にはなかなかいいのではないでしょうか。ピンの間隔が狭いのでスライドはやりやすいですがミスタッチもしやすいかもしれません。

箱形の共通する弱点かもしれませんが高音は出にくいです。特に上2つのピンは実質的に使い物にならないので15音カリンバと思った方が良さそうです。キーはやや狂いやすいかもしれません。まめにチューニングが必要かもしれません。とはいえ今はスマホのチューナーが使えるので大した手間ではありませんけれど。

ちなみに僕はiOSのKeyTuner

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を愛用しています。

アマゾンページのリンクにピックアップを使った演奏があります。

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生音よりずっと美しいですね。そのうちピックアップも試してみたいと思います。

満足度:80点。


Hokema B17

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[SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO, SONY α7RIV] 

カリンバを始めてから1週間くらい経った頃に入手しました。板型は響きが悪いという先入観があって避けていたのですが、ドイツに住んでいながら評判のいいドイツ製のカリンバを買わないのもどうかと思って思い切って購入しました。約1.3諭吉です。円安のせいで今は1.4諭吉に近くなっています。

付属品は簡単な取説とマーカー用のカラーマグネットくらいです。ケースはついていません。別売りケースもないので持ち運び時のために元箱は捨てない方がよさそうです。

残念ながら日本での取り扱いはないようですすけれど、日本からでも本国ドイツのサイト(英語)から購入できるようです。送料がいくらかかるかは確認していませんが、興味のある方はいかがでしょうか。

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[SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO, SONY α7RIV]


結構大きいです。普通のカリンバの1.5倍くらいのイメージです。見た目はチーズ用の小型まな板といった感じです。

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[SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO, SONY α7RIV]

いや、さすがにチーズはのせませんけれど💦

実測で532グラムもありますが、バランスがよく手にも馴染むせいか、特に重いとは感じませんでした。一番上の写真のように自立するのでインテリアにも良さげです。材質はアメリカンチェリーです。この質素な佇まいが僕は大好きです。

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[SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO, SONY α7RIV]

カリンバを始めてわずか1週間にしてカリンバ観が変わりました。これはとんでもない代物です。

想像してたのとは逆に板型なのに音がものすごくよく響きます。箱型と同じくらいかそれ以上です。そして何より音があまりに美しいです。まだ日が浅くてヘタクソなのですが、それでもその美しい音色に癒されます。そしてそれが練習へのモティベーションになってしまいます。これって地味に大切なことだと思います。

Hokemaのおじいさんによる素晴らしい演奏があります。

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うそみたいに美しいですね〜〜

でも本当にこんな音がするんですよ。一般的なカリンバのポロンとしたピアノ的な音ではなくてシャンという倍音多めな感じです。そして音がよく伸びます。好みにもよると思いますけれど僕はこの音が大好きです。イヤホンで言えばアハトちゃん(VE8)的な倍音が美しい明るいサウンドです。

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[SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO, SONY α7RIV]

このカリンバのすごいところは、音が非常に均一でバラツキがなく、最高音キーまでちゃんと鳴ることですね。音の狂いもほとんどなく、今まで(意図的な場合を除いて)チューニングが必要になったことはありません。そしてピンの間隔が広いのでミスタッチをしにくく非常に弾きやすいです。その代わり指の移動距離が大きくなるのでしんどいですがいい運動になります。間隔が広いとスライドが難しそうに見えますがそうでもありませんでした。むしろ音の粒が際立って単音の速弾きのように聴こえるのが好きだったりします。

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[SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO, SONY α7RIV]

カリンバを始めてから毎日DJ OKAWARIさんのFlower Danceばかり弾いています。このカリンバには音階の彫り込みもないし付属のシールもありません。それでも上の写真のようにCに1本線、Bに2本線のマークがあるおかげで意外となんとかなっちゃいます。きっとHokemaの方が視覚効果を研究された結果なのでしょうね。せっかく質素で美しいのでシールは貼らずにこのままで行こうと思います。


Flower Dance
Libyus Music
2011-07-13


なんとも美しく切ない曲です。参考にしているカリンバ用のアレンジはこちらです。



楽譜と演奏が同時に見れるので素晴らしいです。今まで見た中でも最も優れたカリンバ練習用動画だと思っています。おかげさまで2〜3日で覚えることができました。とは言え覚えただけで、ちゃんと弾けるというわけではありません。

このアレンジでは上の4キーを使っていないので、13音や15音カリンバでも演奏できます。ハイキーの出にくい17音カリンバにも適したアレンジだと思います。その代わりCをC#に、BをB♭に変更する必要があります。いちいちチューニングをするのも面倒なので僕は下のような磁石マジックを使っています。

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[SONY 50mm F2.5 G, α7RIV]

 C→C#だけ変更しておいて(上の写真左手のピン)、Bは磁石で半音下げています(右手のピン)。C上の磁石は音に影響しません。

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[SONY 50mm F2.5 G, α7RIV]

通常のCメジャースケールに直すには、左手の磁石を下にずらしてC#→Cに、そして右手のBの磁石を上にずらせばいいだけです。便利ですね。



目標はカリンバを始めるきっかけになったLeezy(イジ)さんの演奏に合わせてセッションすることです。なかなかスピードについていけませんが、あと一歩というところまできました。こういった早い指の動きは美しい音色と相まって仕事の疲れを癒してくれますね。

今は原曲のクライマックス的なところも追加すべくアレンジしているところです。カリンバ楽しいですね。Hokemaカリンバと出会えたおかげで毎日続けていられる気がしています。

満足度:100点。

Gecko MC-BL

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[SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO, SONY α7RIV]

最後は再び箱型カリンバです。色が美しいのとメイプル素材なのが気になったので購入しました。アマゾンドイツの最安値で2.6諭吉くらいするかなり高価なカリンバです。

日本のアマゾンでもいろんなところから出ています。一番安いのは




これらが1.6諭吉、そして一番高いのが 




こちらで3.5諭吉。最安値の2倍以上の価格です。なんだか胡散臭いですね💦

僕も実際に届くまでこれがGecko製だとは全然知りませんでした。Geckoさんのサイトには同じものがあるのでそれは確かなようです。

 

サイズはMoozicaカリンバとだいたい同じです。

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[SIGMA 65mm F2 DG DN, SONY α7RIV]

付属品はMoozicaカリンバと同様にケース、ハンマー、音階シールなど、かなり豊富です。実測299グラム。かなり軽いですね。 音階の数字が彫り込まれていますが見にくいです。でもこのままのほうがキレイなのでシールは貼らないことにしました。Hokemaさんに習ってCとBのピンの上(上の写真)に磁石をつけると(ここなら音は変わらない)いい目印になって弾きやすくなりました。

実物は色がとても美しいのですけれど、写真のRAWをどういじってもその色が出せません。商品サンプルの色も違います。お伝えできないのが残念ですが、沖縄やハワイの珊瑚礁のような深いエメラルドグリーンといった感じです。自立もするのでインテリアにもよさそうですね。 

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[SIGMA 65mm F2 DG DN, SONY α7RIV]

肝心の音なのですが、これはちょっと、、、という感じです。

メイプル素材のおかげかドライで明るくとても美しい音色なのですが、何にせよ高音が出なさすぎです。上のイジさんの演奏もGecko製カリンバで高音が出にくい感じはしていましたが、このFlower Danceは13音しか使ってないのでここまで酷いとは思いませんでした。

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[SIGMA 65mm F2 DG DN, SONY α7RIV]

Moozicaは実質的に15音カリンバでしたが、こちらは事実上13音(もしかしたら11音)カリンバですね。練習で何とかなるレベルではありません。高かっただけにちょっとショックではあります。弾きやすさについてはMoozicaと同様で標準的だと思いますが、高音側はかなり強く弾かないと音がでないのでつらいです。まだ到着して数日ですが、今のところMoozicaのように音が狂いやすいということはなさそうです。

ちゃんと出る低音側に関してはとても美しい響きだしビジュアルもかなり気に入っているので、何とかこのGeckoカリンバちゃんにふさわしい曲を探してみようと思います。とは言えインテリアになってしまう可能性が高いような気もしています。

満足度:50点。


以上です。気が付いたらかなり長文になってしまいごめんなさい💦

とりあえず17音カリンバはHokemaがメインになりそうです。あとはクロマチックカリンバをどうするかですね。それについてはまた後日✋